テニス肘(外側上顆炎)
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テニス肘とは、肘関節の外側部に出る痛みの症状の総称名です。
正式には、「上腕骨外側上顆炎」と言います。
テニスのバックハンドの際に出やすい痛みなので「バックハンドテニス肘」とも呼ばれています。
この症状は、テニスに限らずゴルフ・バドミントンや手をよく使う作業をしていても出てくる症状です。
ぞうきんを絞る動作時にも痛みが出てくることがあります。
骨
肘関節は上腕骨と橈骨(親指側の骨)・尺骨(小指側の骨)の3つの骨で構成されています。
それぞれ、
上腕骨+尺骨=腕尺関節→肘関節の屈伸運動に関係する
上腕骨+橈骨=腕橈関節→肘関節の屈伸と前腕の回旋運動に関係する
橈骨+尺骨=橈尺関節→前腕の回旋運動に関係する
靭帯
これらの関節を靭帯が補強しています。
上腕骨+尺骨→内側側副靭帯が補強
上腕骨+橈骨→外側側副靱帯が補強
橈骨+尺骨→橈骨輪状靭帯が補強
(この靭帯から橈骨の頭の部分が少しだけ抜けそうになった状態を肘内障と言います。小さい子供に起こる肘関節の亜脱臼症状です)
筋肉
肘関節の動きに関係する筋肉は
これらの筋肉以外にも肘関節には指を動かすための筋肉もついています。
(多すぎるので書くのは省かせていただきます😅)
多くの原因は、テニスでのバックハンドストロークで発生する事がほとんどですが、日常生活でも肘関節に負荷がかかる様な動作を続ければ発症します。
タオルを絞る様な動作をして痛みが出るのも特徴的です。
椅子テスト
肘関節を伸ばした状態で、椅子を上から掴んで(掌が下を向いた状態)持ち上げるテストです。この時に、肘関節の外側部に痛みが出たら陽性です。
トムゼンテスト
肘関節を伸ばした状態で、指はグーの形で手首を手の甲側に倒して、その状態をキープするように力を入れ続け、その手首を手のひら側に曲げようとした際に、肘関節の外側部に痛みが出れば陽性です。
中指伸展テスト
肘関節と手首、中指を伸ばした状態を維持した状態で、指先を手のひら側に押さえた際に、肘関節の外側部に痛みが出れば陽性です。
基本的にテニス肘に関しては保存療法が一般的です。
痛みが改善された後は、再発しない様に次のことが推奨されます
テニス肘になってしまったり、なかなか改善されない理由として、「骨盤の歪み」が関係しているからなんです。
「肘の痛みに骨盤?」となってしまうと思うので、今から説明します。
人の体は骨盤が土台となっています。
骨盤に足の骨もくっついていますし、背骨も支えられています。
なので、土台となっている骨盤が歪んだりしてしまうと、背骨も歪んでしまい不良姿勢(巻き肩・猫背)になってしまいます。
巻き肩
巻き肩は、肩甲骨が外に開いて固まった状態です。
横から見ると猫背姿勢になっています。なぜ、肩甲骨が外に開いて固まってしまうのかと言いますと、人の目は顔の前についています。そのせいで、何か作業をしようとする際には腕を前に出す事ばかりで、逆に手を後ろに回すのは、背中が痒い時ぐらいしかしませんよね。あと、腕を動かす時には連動して肩甲骨も動くので、腕を前に出す動作ばかりを繰り返し行うと肩甲骨は常に外に開いた状態になってしまいます。それを何年も繰り返し行うと肩甲骨が開いた状態で固まってしまいます。
腕を前に出す動作
など数え切れないほどの動作をします。
毎日、この様なことを何年も繰り返し行なっていると、肩甲骨が外に開いていてもおかしくはありません。
猫背
今現在、パソコンを使ってのお仕事が当たり前の時代になってきましたね。
仕事のみにならず、家でもパソコンを使い、背中が丸くなってしまう事が増えています。
パソコンを操作する時は座って操作しますよね?でも、パソコンの画面が目線より下にあるのでどうしても下を向かないといけません。その状態で何時間・何日もパソコンを操作すれば必然的に背中は丸くなります。背中が丸くなるということは、頭部が前に出てしまうので余計に巻き肩も酷くなってきます。そうなると、スマホ首や巻き肩と同じ様に、肩や首の筋肉に負荷がかかりやすくなるので肩こりなどになりやすくなってしまいます。
猫背になってしまう原因は、座り方にも問題があります。
椅子に座る時など、しっかりとお尻を奥までおいて座っていますか?
浅く腰をかけて座ったりしていませんか?
電車の中などでは浅く腰をかけて座っている方を多く見かけます。
浅く腰をかけてしまうと背中と背もたれの間に隙間ができてしまい、その状態でもたれてしまうと背中が丸くなってしまいます。その座り方が癖付いてしまうと常に背中が曲がり猫背状態なので座っていても肩や首に負担がかかってしまいます。なので座る際にはお尻を奥のほうに置いて背もたれにもたれ、背中が曲がらない様に心がけてください。
この様に、巻き肩や猫背になってしまうと、連動して肩関節や肘関節が捻られた状態になってしまいます。
そうなると、周りについている筋肉も必然的にねじられた状態になってしまうので、その状態で、ラケットを振ったり、日常生活で重いものをよく持ち上げたりすると、テニス肘=上腕骨外側上顆炎になってしまい、中々改善もされません。
なので、テニス肘=上腕骨外側上顆炎を改善させるためには、損傷している筋肉の治療はもちろんですが、根本的な姿勢改善や骨盤の歪みを元に戻さない限り改善されません。
当院では、野球肘の根本の原因である骨盤を矯正する治療を行っていきます。
痛みを出しているのは筋肉なので、筋肉に対してのアプローチもしますが、根本的な姿勢の改善と骨盤の改善がされないと再発してしまいやすいです。
せっかく取れた痛みも再発してしまっては意味がありませんので、当院では再発しない様に根本的な部分から治療をしていきます。
当院では、ボキボキしない”ソフトで優しい骨盤矯正”を行います。
体への負担が少ないので、女性やお子様にも安心して受けていただくことができます。
当院での骨盤矯正は骨盤のみではなく、背骨・肩甲骨・頸椎とお身体全体を見させていただきます。
骨盤だけが整っていても、背骨や頸椎など他の部分で歪みが出ていると、そこからまた骨盤が歪んでしまうので、そうならない様に、当院での骨盤矯正は全体を見させていただきます!
お電話や受付でご予約をお取りください。
できるだけお待たせしないように、予約優先制としております。
症状やお悩みを詳しく聞かせていただきます。
お体の状態をしっかりと把握することで、症状の原因をつきとめ根本改善できるようにいたします。
症状に合わせた施術を行います。
問診をしっかり行うことで、お身体に余計な負担をかけずに症状を改善することができます。
今後の施術方針などを丁寧に説明させていただきます。
分からないことがあれば、何でもご相談ください。
お帰りの際に次回のご予約をしていだたいてます。
ご予定が分からない場合は、後日お電話などでご予約いただければ大丈夫です。