股関節の痛み

股関節の痛みとは

 

股関節の痛みと言っても様々な症状があります。

 

鼠径部痛症候群

スポーツ選手、特にサッカーやラグビー選手に多く、初期症状は日常生活にも影響が少なく痛みも軽い状態だが、次第に悪化してくると、日常生活にも影響が出るくらいの痛みに変わったり、ダッシュやキック動作が痛みでできなくなることもある。

 

弾発股（ばね股）

股関節を動かす際に弾発現象（引っ掛かりが急に取れる様な反応・バネの様な動き）になる症状。

痛みを伴うこともあるが、弾発現象のみの場合もあり、人によって反応は様々である。

 

梨状筋症候群

坐骨神経（人体で最大の神経）が梨状筋により圧迫を受け坐骨神経痛の様な症状が出る疾患。

お尻からふくらはぎにかけての痛みや痺れが出てくる。

 

ペルテス病

３〜１２才で生じる症状で、特に４〜９才が多く、男の子の方が多く発症する。

痛みを嫌がるため、かばう様な歩き方や、引きずる様な歩き方になるため、自分から股関節の痛みを訴える事が少なく、家族が歩き方で気付く事がある。

子供から痛みを訴えてくる時は、膝付近を訴える事があり、膝の痛みとして見落とす事があるので注意が必要です。

 

大腿骨頭すべり症

思春期の肥満傾向の男の子に多く出る疾患で、股関節の痛みと可動域制限が起きます。

両方の足に出る確率は２０〜４０%です。

原因としては今のところ明確にはされていません。

症状は、強い股関節痛、荷重痛・可動域制限・運動時痛

 

単純性股関節炎

子供の股関節疾患の中で頻度が高く安静にしていれば１〜２週間で自然治癒する症状です。

特に３〜１０才の男の子に多く、片側の股関節に発生します。

症状は、股関節・大腿部・膝関節の痛みと、かばうような歩き方が主な症状です。

 

変形性股関節症

症状は股関節痛に限らず、お尻の痛み・太ももの部分の痛み・膝上の痛みとして出てくる事がある。

運動時痛・歩行時痛もある。

痛みの強さと共に股関節の可動域制限も出てくる。

 

など色々な症状があります。

 

股関節の構造

 

股関節は、骨盤にある窪みに大腿骨の頭の部分がはまり込んだ状態になっています。

それを靭帯や筋肉で補強しています。

 

股関節の動きに関係する筋肉

股関節の屈曲

腸腰筋・大腿筋膜張筋・縫工筋・恥骨筋

 

股関節の伸展

大臀筋・大腿二頭筋長頭・ハムストリングス

 

股関節の外転

中臀筋・小臀筋・縫工筋

 

 

股関節の内転

恥骨筋・長内転筋・短内転筋・大内転筋・薄筋・外閉鎖筋

 

股関節の外旋

梨状筋・内閉鎖筋・双子筋・大腿方形筋・縫工筋

 

 

 

一般的な対処法

• マッサージ療法（筋肉の緊張を緩める）
• 寒冷療法（炎症を抑える）
• 温熱療法（炎症が治まってから、血液循環を良くする）
• 電気療法（筋肉の緊張を緩める）
• 薬物療法（湿布、服薬、ブロック注射など）
• 安静にする
• ストレッチ
• フォームの改良

 

これらの対処法でが改善しない理由

これらの対処法で股関節の痛みが改善されない理由は根本的な部分の改善をしていないからです。

股関節が痛くなるのも大体、片側のみで、両側になることは珍しいです。

なぜ、片側だけなのか？

それは、骨盤が歪んで脚長差の影響で片側の股関節に負荷がかかり過ぎているためです。

股関節の痛みの根本的な原因というのは、骨盤の歪みからくる左右の脚長差です。

なので、その部分を改善しない限り、損傷部のみを治療してもまた同じ所に負荷がかかり再発してしまいます。

 

なぜ骨盤が歪んで脚長差が出るのか？

人の体の土台は骨盤です。

その骨盤に足の骨＝大腿骨はくっついているので、骨盤が歪んでしまうと必然的に大腿骨も歪んで、左右の脚長差が出てしまいます。

では、骨盤が歪む原因は？

骨盤が歪んでしまう原因には日常生活の体の使い方が関係しています。

• 座る時に足を組む
• 鞄をいつも同じ肩にかける
• 信号待ちなどで立っている時に片側に重心を乗せる
• スーパーで買い物をした時に袋をなるべく１つにして、片手で荷物を持つ
• 家でテレビを見る時など、座る位置が定着していて、いつも斜めに見ている

などのこれらの悪い動作を毎日続けて行うことで、骨盤は少しずつ歪んでいきます。

ですが、これらの動作は皆さん意識をせずに、無意識で行っているものです。

人は当たり前の様に体を動かしていて、いちいち意識をして体を動かす事がありません。ですが、その体の動かし方が悪いと骨盤が歪んでしまって姿勢が悪くなり、姿勢が悪くなったことでまた骨盤が歪んでまた姿勢が悪くなると言った悪循環が生まれます。

それが続くと少しずつ筋肉や関節に負荷がかかり、やがては「特に急に捻ったり、ぶつけたりしていないのに痛いな」などと原因が分からない痛みが出てきます。

そうならない為にも、普段、自分がどの様にして体を動かしているのか？を一度意識してみてください。

 

骨盤の歪み度チェック

□足を組んでいないと、座り心地が悪い

□歩いているとスカートが回る、ズボンがずれる

□靴の底をチェックすると、外側がすり減っている

□慢性的な肩こり・腰痛がある。もしくは、腰痛が頻繫に出る

□冷え性である

□生理痛がある（男性はチェック不要です）

□足や顔がむくみやすい

□食事中に物を噛むとき、左右どちらかに偏っている

□真っすぐ立った姿勢

　→肩や骨盤の左右の高さが異なる

□足を伸ばして仰向けに寝た姿勢

　→足のつま先が、真上ではなく外側に向く

 

チェックが多くなるほど歪みの度合いも大きいと言えます。

☑２つ以上

　→軽度の歪みがあり、放置すると悪化する可能性があります。

☑４つ以上

　→歪みが進行しているため普段の日常生活を見直し、改善する必要があります。　　姿勢を意識し、マッサージやストレッチといったを行わなければ

　　歪みがさらに進行する可能性が高いです。

☑７つ以上

　→重度の歪みがあり、頭痛やめまいといった不調がすでに出ている場合もあります。

　　放置すると内臓にも影響を及ぼすこともありますので、早めの診察をオススメします。

 

歪みの度合いが大きくなるとともに、身体に及ぼす悪影響もさらに大きくなります。

また、骨盤が歪んだ状態を放置するほど

歪みを矯正するのにかかる期間も長引いてしまいます。

痛くなるたびにその都度治療院に通うのは、

結果的にお金と時間の無駄になるため、

根本の原因を断つためにも早めの矯正治療をお勧めします。

 

当院では、股関節の痛みの根本の原因である骨盤を矯正する治療を行って脚長差を戻していきます。

股関節の痛みの根本的な原因は骨盤の歪みからくる脚長差なので、損傷部分のみを治療しても元の原因を改善しない限り再発してしまいます。

なので、せっかく痛みが取れても再発しては意味がないので、当院では再発しないためにも根本的な治療をします！

当院では、ボキボキしない”ソフトで優しい骨盤矯正”を行います。

体への負担が少ないので、女性やお子様にも安心して受けていただくことができます。

 

股関節の痛みに悩み苦しんでいるあなたへ

股関節の痛みは辛いですよね。

股関節が痛いからと言って中々休むこともできず、でも動くと股関節が痛い…

中々辛いですよね。

階段を上り下りするたびに痛みが出たり、クラブ活動でランニングをしようとして痛みが出て中々走れなかったりと、もどかしい気持ちが出てくるかと思いますが、決して焦らないでください。

焦ると余計に症状は悪化し、長引いたりしてしまいます。

当院では、股関節の痛みを取るのはもちろん、再発しないようにするために根本的な部分から改善していきます。

他の所では改善しなかった股関節の痛みなどでお悩みの方は、是非当院にご相談ください！