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鏡や写真を見たときに、左右の肩の高さや首から肩にかけての盛り上がりが違って見えることがあります。姿勢や身体の使い方による一時的な左右差もありますが、原因を見た目だけで判断することはできません。
肩の盛り上がりがすべて「肩こり」や「骨盤の歪み」で起こるわけではありません。痛み、動かしにくさ、しびれ、腫れ、しこりなどを伴う場合は、医療機関で確認することが大切です。
同じ側でバッグを持つ、片側の腕ばかり使う、作業中に身体を傾けるといった習慣により、肩の位置や筋肉の緊張感が左右で異なることがあります。
一時的な姿勢の違いなら、腕を下ろして力を抜いた状態や、時間を変えて確認すると見え方が変わる場合があります。
スポーツ、仕事、利き腕の使用などで、僧帽筋をはじめとする首肩の筋肉に左右差が生じることがあります。ただし、見た目だけでどの筋肉が原因かを特定することはできません。
肩が痛いと、無意識に肩をすくめたり、腕をかばったりすることがあります。肩関節周囲炎、腱板の障害などでも肩の位置が違って見える場合があります。
側弯症などで背骨や胸郭に左右差があると、肩の高さや肩甲骨の出方が異なって見えることがあります。姿勢を正そうと力を入れるだけでは判断できないため、左右差が目立つ場合は整形外科へ相談してください。
首の後ろや肩周辺に局所的な盛り上がりがあり、触るとしこりを感じる場合は、筋肉以外の原因も考える必要があります。大きくなる、硬い、痛む、赤い、熱を持つなどの変化があれば早めに受診しましょう。

見る対象を「肩全体の高さ」と「一部分のしこり」に分けて整理します。全体の左右差と局所の腫れは、見た目が似ていても同じものとは限りません。
左右差の程度を確認するため、力を抜いて正面と背面から写真を撮り、時間を置いて比較する方法もあります。ただし、写真だけで病気の有無を診断することはできません。
次のような場合は、肩こりとして自己判断せず整形外科へ相談してください。
突然、片側の腕に力が入らない、顔の片側が動きにくい、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、肩の問題と考えず119番へ連絡してください。
痛みがないことだけで問題ないとは判断できません。良性のものもありますが、見た目や硬さだけで区別することはできないため、しこりに気づいたら医療機関に相談してください。大きくなるなどの変化があれば、特に受診を先延ばしにしないことが大切です。
しこりを何度も強く押す、つぶす、揉みほぐすことは避けてください。大きさを自己判定して、受診が不要だと決めるための数値基準も設けません。
見た目をそろえるために片側を強く引き下げたり、重い物で負荷をかけたりする方法はすすめられません。肩が上がって見える理由を確認せず、力で矯正しようとしないでください。

肩の高さをそろえようとして、強く押す、首を勢いよく回す、左右差を無理に矯正する方法は避けてください。
医療機関で肩関節や首、背骨などの治療が必要な病気が否定され、姿勢や日常動作による負担が気になる場合には、身体の動きや生活習慣を確認し、無理のない施術やセルフケアをご提案します。
整骨院では、外見だけから左右差の原因を診断したり、腫れやしこりを治療したりすることはできません。必要な場合は整形外科などを先にご案内します。
外見の違いと一緒に手の感覚が変わった場合は肩こりと手のしびれの受診目安を優先してください。「盛り上がり」ではなく触ったときの硬さや音が気になる方には、首の付け根のゴリゴリ感を分けて考える方法を別の記事で解説しています。
肩が片方だけ盛り上がって見える原因には、日常姿勢や筋肉の使い方の左右差のほか、肩関節、首、背骨、腫れやしこりなどがあります。
痛みやしびれ、動かしにくさ、急な変化、触れるしこりがある場合は、姿勢や骨盤だけの問題と決めつけず、整形外科で原因を確認してください。