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肩こりに加えて手のしびれがあると、「こりがひどいだけ」と考えがちです。しかし、しびれは首の神経や腕・手の末梢神経の圧迫、内科的な病気などでも起こります。姿勢だけを原因と決めつけず、症状の出方から適切な受診先を判断することが大切です。
頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどで首から腕へ向かう神経が刺激されると、首・肩の痛みとともに腕や指にしびれが出ることがあります。首を動かすと症状が強くなる、腕まで痛む、握力が落ちたと感じる場合は整形外科で相談してください。
胸郭出口症候群、手根管症候群、肘部管症候群などでも手のしびれが起こります。しびれる指や、悪化する動作によって疑われる部位は異なります。自己判断で強く揉んだり首を勢いよく動かしたりせず、診察を受けることが安全です。
糖尿病などの代謝性疾患、血流の問題、薬の影響などがしびれに関係する場合もあります。左右両方に続く、足にもしびれがある、徐々に範囲が広がる場合は、整形外科またはかかりつけ医へ相談しましょう。
次の症状が突然現れた場合は、肩こりとして様子を見ず119番へ連絡してください。
脳卒中や心臓・血管の病気など、緊急性の高い状態を除外する必要があります。
医療機関では、感覚・筋力・反射の確認や、必要に応じて画像検査などが行われます。まず整形外科を受診し、原因に応じた診療科につないでもらう方法が現実的です。

しびれる範囲は診察の手掛かりになりますが、「親指ならこの病気」「両手なら姿勢の問題」と一つに決めることはできません。首、肘、手首など、神経が影響を受ける場所によって症状は異なり、複数の要因が重なることもあります。
指を強く曲げたまま我慢する、肘をたたく、首を反らしてしびれを誘発するなどの自己テストは不要です。普段の生活で起きた症状を記録して診察を受けましょう。
新たな筋力低下や歩行の変化がある場合は、メモがそろうまで待たず医療機関へ相談してください。突然発症した片側の異常などは、上の救急対応が優先です。

長時間同じ姿勢を避け、痛みやしびれが強くならない範囲でこまめに姿勢を変えましょう。症状が出た時間、しびれる指、悪化・軽減する動作をメモしておくと診察に役立ちます。強いストレッチ、首を鳴らす動作、しびれを我慢しての運動は避けてください。
しびれが一時的に軽くなっても、原因が肩こりだったとは証明できません。続く、繰り返す、感覚が鈍いといった場合は受診してください。整体や整骨院の施術は、神経の病気を調べる診察の代わりにはなりません。
受診までの作業では、しびれを我慢して長時間同じ姿勢を続けず、肘や前腕を無理なく支えます。薬の中止やサプリメントの大量摂取で対処しようとせず、医師や薬剤師へ相談しましょう。
肩の症状が長引いている方には肩こりを放置せず受診したい目安もまとめています。ふらつきもある場合は肩こりとふらつきの注意点を確認してください。
肩こりと手のしびれが同時にあっても、原因が単なる筋肉のこりとは限りません。特に突然の片側のしびれや言葉の異常は救急対応が必要です。続くしびれや筋力低下がある場合は、姿勢のせいと決めつけず整形外科へ相談してください。