子宮筋腫で腰痛は起こる?症状の特徴と婦人科を受診する目安

子宮筋腫が見つかり、腰痛も続いていると「この腰痛は筋腫が原因なの?」と不安になる方は少なくありません。

子宮筋腫では腰痛が現れることがありますが、腰痛だけで原因を判断することはできません。筋腫の大きさやできた場所による圧迫のほか、筋肉・関節など別の原因が重なっていることもあります。まず婦人科で筋腫の状態を確認することが大切です。

月経周期と体調を手帳に記録する女性
AI生成の説明用イメージです。実在の患者さま・スタッフや施術・改善実績を示すものではありません。

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子宮筋腫とは

子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。できる場所により、子宮の内側に向かう粘膜下筋腫、筋肉の中にできる筋層内筋腫、外側に向かう漿膜下筋腫に分けられます。

症状の強さは、筋腫の大きさだけでなく場所によっても異なります。症状がなく経過観察となる場合もあれば、薬物療法や手術が検討される場合もあります。

子宮筋腫でみられる主な症状

日本産婦人科医会は、過多月経や月経以外の出血、貧血などについて解説しています。そのほか、月経以外の出血、腰痛、頻尿、不妊などがみられることがあります。

  • 月経量が多い、月経が長引く
  • 月経痛や下腹部痛が強い
  • 疲れやすい、息切れ、めまいなど貧血を疑う症状
  • 下腹部の張りや圧迫感
  • トイレが近い
  • 腰や骨盤まわりの痛み

腰痛が子宮筋腫によるものか見分けられる?

痛む場所や動作だけで、子宮筋腫による腰痛と筋肉・関節による腰痛を確実に見分けることはできません。婦人科では問診や内診、超音波検査を行い、必要に応じてMRI検査などで筋腫の大きさや位置を確認します。

月経の変化や下腹部症状を伴う、すでに筋腫と診断されていて腰痛が強くなった場合は、腰だけを施術する前に婦人科へ相談してください。

まず婦人科へ相談したいサイン

  • 月経量が増えた、大きな血の塊が出る
  • 月経以外にも出血する
  • 月経痛や下腹部痛が以前より強い
  • 貧血を指摘された、息切れや強いだるさがある
  • お腹の張り、頻尿、便秘などが続く
  • 腰痛が月経周期に合わせて変化する
  • 子宮筋腫を指摘されたあと、症状が変化した

急な強い腹痛、大量の出血、意識が遠のくような症状がある場合は、速やかに医療機関へ連絡してください。

症状について白衣の女性へ相談する女性
AI生成の説明用イメージです。実在の患者さま・スタッフや施術・改善実績を示すものではありません。

骨盤矯正で子宮筋腫は治る?

骨盤矯正や整体で子宮筋腫を小さくしたり治したりすることはできません。また、「骨盤の歪みが子宮筋腫の原因になる」とする医学的根拠も確認されていません。筋腫に対する検査・経過観察・治療は婦人科の領域です。

婦人科で状態が確認され、腰の筋肉や関節など別の要因も考えられる場合には、腰痛に対する運動や生活動作の見直しが補助になることがあります。ただし、婦人科の治療の代わりにはなりません。

腰痛を和らげるために日常でできること

  • 痛みを我慢して長時間同じ姿勢を続けない
  • 座りっぱなしを避け、無理のない範囲でこまめに動く
  • 重い物を持つときは体に近づけ、急にひねらない
  • 症状と月経周期、出血量の変化を記録する
  • 運動は体調と婦人科の指示に合わせて行う

脚のしびれや力の入りにくさ、排尿・排便の異常がある場合は、腰の神経に関係する病気も考えられます。腰痛と足のしびれが続く原因・受診の目安も確認し、必要に応じて整形外科へご相談ください。

婦人科で伝えたい「月経と腰痛」の組み合わせ

腰痛について相談するときも、腰の場所や動作だけでなく、月経や出血の変化を一緒に伝えましょう。子宮筋腫の症状には、月経量の増加や月経痛、腰の痛みなどが含まれます。ただし、これらの症状から自分で子宮筋腫と診断することはできません。NHSの子宮筋腫の解説でも、症状と検査について案内されています。

出血量は、生活の中で分かる変化をメモする

正確に何ミリリットル出血したかを測る必要はありません。「いつもより交換回数が多い」「夜も交換のために起きる」「衣類への漏れが気になって外出を控えた」など、普段との違いを言葉にしてください。大きな血の塊が出る、月経以外の時期にも出血する場合は、そのことも伝えます。

月経が重いのが昔から普通だった方は、変化を比較しにくいかもしれません。その場合は、仕事や家事ができない、痛みのために寝込む、出血が心配で移動を避けるなど、生活への影響を相談してください。周囲も我慢しているからという理由で、つらさを小さく伝える必要はありません。

腰痛は、月経の前後と普段の日に分けて見る

「月経前から腰が重い」「出血が終わっても痛い」「座り続けた後だけ強い」など、時期と動作を分けて記録します。月経の時期に重なるから必ず婦人科の病気、動くと変わるから必ず筋肉の問題、と二択で判断することはできません。複数の要因が同時に関わることも考え、記録は診察の材料にします。

書き方の架空の例は、「月経二日目。腰全体が重く、午前中に仕事を中断。午後は座る時間を短くした。前回より出血が多いと感じた」です。治療で改善した事例ではなく、伝える内容を整理するための例です。症状を再現する運動をして確かめたり、記録のために受診を遅らせたりしないでください。

子宮筋腫が見つかった後も、腰痛を一つの原因に決めつけない

検査で筋腫が見つかると、それまでの腰痛がすべて説明できたように感じることがあります。しかし、筋腫があることと、今の腰痛が筋腫によることは同じではありません。婦人科の所見と腰痛の出方が合うかどうかを医師に確認し、必要に応じて整形外科などでの評価も相談しましょう。

以前に「経過観察でよい」と言われていても、その後の症状が同じとは限りません。痛みや出血の程度、月経以外の症状、生活への影響が変わった場合は、決められた受診日を待つべきか医療機関へ連絡してください。画像上の大きさを自分で比較するより、診察時に変化を説明することが役立ちます。

また、腰痛のケアを受けて一時的に楽になっても、筋腫が小さくなったと判断することはできません。施術の前後の身体の軽さと、婦人科で確認する病気の状態は別々に扱います。婦人科の通院や検査を、整体の反応だけで中止しないようにしてください。

治療や経過観察について医師に確認すること

治療が必要かどうかは、症状、筋腫の状態、年齢、妊娠の希望などを踏まえて判断されます。この記事では、特定の薬や手術を勧めたり、どの大きさなら治療すべきと決めたりはしません。診察では「現在の腰痛は筋腫と関係しそうですか」「ほかの原因の確認も必要ですか」と質問できます。

経過観察の場合は、次に受診する時期に加え、その前でも連絡すべき変化を確認しておきます。痛みや出血が強い日の対応、仕事や運動で気をつけること、使ってよい薬についても質問すると、帰宅後に迷いにくくなります。受診後に分からなくなった点は、自分で薬を調整せず医療機関や薬剤師へ確認してください。

今後の妊娠について希望や迷いがある場合は、治療方針を相談する際に伝えます。まだ考えが決まっていないことも大切な情報です。相談前に家族と完全に意見を合わせる必要はありません。まず本人が何を心配しているのかを伝え、選択肢とその違いの説明を受けましょう。

腰痛と月経のつらさが重なる日の暮らし方

仕事は「座れるか」だけでなく、続けられるかを考える

座った瞬間は大丈夫でも、会議や接客が続くとつらくなる場合があります。休憩を取りやすい時間帯、トイレへ行ける機会、長い移動の有無など、困る条件を具体的にして調整を相談しましょう。立ち仕事へ変えれば必ず楽になるわけではないため、実際の反応を見ながら姿勢を変えます。

職場には、病名や検査内容のすべてを共有しなければならないとは限りません。「体調のため途中で休憩を取りたい」「長い立ち作業を分けたい」など、必要な配慮を伝える方法もあります。勤務に関する医学的な説明が必要な場合は、診察した医師に相談してください。

家事は、症状が強い日に詰め込まない

洗濯物を一度に持つ、床で片づけを続ける、買い物の荷物をまとめて運ぶといった作業は、小分けにしたり、必要度の低いものを後日に回したりできます。作業を減らすことは、筋腫を治す方法ではありませんが、受診や治療を続けるための生活調整として考えられます。

立ちくらみや息切れ、動悸などが気になるときは、単なる体力不足だと考えて運動量を増やさないでください。出血に伴う貧血などの確認が必要な場合があります。突然の強い腹痛、大量の出血、意識が遠のくなどの症状があるときは、通常の予約を待たず救急相談を含めて速やかに対応します。

婦人科と身体のケアを並行するときの情報整理

腰痛について整骨院などへ相談する場合は、婦人科で経過観察中か治療中か、医師から活動の制限を受けているか、症状が最近変わったかを伝えてください。細かな検査数値をすべて説明できなくても構いませんが、治療の方針と安全上の注意は共有することが大切です。

施術者には「腰痛への対応で何を目標にするのか」「婦人科への相談を優先するのはどのような場合か」を確認しましょう。子宮筋腫そのものを骨盤矯正で治すという説明や、内臓の位置を整えれば出血が治まるという保証を、受診先を選ぶ理由にしないでください。

腰痛だけでなく月経の変化にも目を向け、婦人科で病気の状態を確認することが先です。そのうえで、残る筋肉や関節の負担について、無理のない対処を相談します。受診先を増やすことが目的ではなく、今の症状をどこで評価してもらうかを明確にしましょう。

腰痛と子宮筋腫について、よくある質問

腰の片側だけが痛いと、筋腫の場所が分かりますか?

痛みの左右や位置だけで、筋腫の場所や大きさを判断することはできません。腰や骨盤周囲の痛みには複数の原因があります。痛む側を記録することは役立ちますが、それをもとに自分で筋腫の位置を推測したり、痛い側へ強い刺激を加えたりはしないでください。

婦人科で診てもらったことを、整形外科でも伝えるべきですか?

腰痛が続いて受診する場合は、子宮筋腫について経過観察中か治療中か、月経や出血の変化があるかを伝えると、状況を共有しやすくなります。診療情報の共有が必要な場合は、医療機関同士でどのように連携するか相談してください。自分で検査結果を解釈して結論を伝える必要はありません。

月経中だけなので、痛みは我慢してもよい?

月経の時期に限られていても、仕事や睡眠などに支障がある痛みは相談して構いません。痛み止めが必要な日が増える、出血が増える、いつもと違う症状がある場合も受診の理由になります。「毎月のことだから」とつらさを放置しないでください。

症状を話すのが恥ずかしいときは?

出血や排尿・排便の変化は話しづらいことがあります。短いメモにして受付や診察で渡す、診察の最初に「口で説明しにくいことがある」と伝える方法もあります。医療者に判断してもらうための情報として、言える範囲から相談を始めましょう。

診察後の説明を、帰宅してから使える形にする

婦人科で説明を受けた直後は理解できても、帰宅後に「腰痛が続いたら、次はどこへ相談するのか」と迷うことがあります。診察の最後に、筋腫について決まったこと、腰痛について残っている確認、次に連絡する目安の三つを短く整理してみてください。聞き慣れない言葉をすべて覚えるより、次の行動が分かることが大切です。

例えば、「筋腫は経過観察。出血が増えたら婦人科へ連絡。腰痛が続く場合の相談先は確認する」と書けます。これは書き方の例で、どなたにも経過観察を勧めるものではありません。実際の診察で受けた説明と違う場合は、医師の指示を記録してください。受診間隔や治療の必要性は、個別の状態によって変わります。

薬が処方された場合は、何の症状に使う薬か、いつ使うか、効きにくいときにどうするかを確認します。腰痛用と月経痛用に別々の薬を持っている場合も、重ねて使えると自己判断せず、名称が分かる形で薬剤師へ見せてください。処方薬、市販薬、サプリメントをまとめた一覧があると確認しやすくなります。

腰痛の記録で、書き分けておくと役立つこと

項目 書いておく内容
時間と経過 いつから痛むか、最近変わったこと、休んでも続くか
生活の場面 座る、立つ、歩く、寝返りなど、普段の動作で困ったこと
月経・出血 月経との重なり、いつもとの違い、月経以外の出血
一緒に起きる症状 下腹部の張り、排尿・排便の変化、息切れ、めまいなど
対処と反応 使った薬、休憩などを行った時間、その後の変化

この表をすべて埋める必要はありません。分からない項目は不明のままにして、気になっていることから伝えましょう。複数の症状が同じ日に起きても、共通の原因があると決めるための表ではありません。医師が症状の組み合わせや経過を把握するための情報として使います。

記録を続けるために、次の月経まで受診を待つ必要はありません。生活への支障がある、以前と違う、薬が効きにくいといった時点で相談できます。強い症状があるときはメモを完成させることより、医療機関への連絡を優先してください。

筋腫の治療を始めた後も、腰の施術を続けられますか?

受けている治療、出血や貧血の状態、手術の予定や経過によって確認事項が変わります。以前に施術を受けて問題がなかったことだけでは、今回も同じ方法でよいとは言えません。婦人科へ活動や施術の制限を確認し、施術担当者へ共有してください。腰痛への対応が婦人科の治療に支障を与えないことを優先します。

腰痛が軽くなれば、月経の記録も終えてよいですか?

腰が楽になっても、出血量や月経のつらさが同じように変わるとは限りません。医師から確認するよう言われた項目は、指示に沿って記録してください。腰痛と出血の変化を分けておくと、次回の診察で治療や経過を振り返りやすくなります。記録を終える時期や、次に連絡する目安が分からない場合は、婦人科へ確認しましょう。

大阪市西区で子宮筋腫と腰痛にお悩みの方へ

子宮筋腫がある方の腰痛では、婦人科の診断と治療方針を最優先にします。当院で腰痛のご相談を受ける場合も、筋腫そのものを施術対象とせず、腰の動きや日常生活で負担になる場面を確認します。婦人科での確認が必要と判断した場合は受診をご案内します。

一般的な腰痛への対応は腰痛の症状別施術ページをご覧ください。

公園を歩く女性
AI生成の説明用イメージです。実在の患者さま・スタッフや施術・改善実績を示すものではありません。

参考情報

※本記事は一般的な情報です。診断や治療の代わりにはなりません。症状がある場合は婦人科などの医療機関へご相談ください。

写真は記事内容を説明するイメージであり、実際の症例や治療効果を示すものではありません。

当院のご案内・アクセス

院名
大阪西区針灸整骨院
住所
〒550-0014
大阪府大阪市西区北堀江2丁目1-2
電話番号
06-6539-0117

アクセス方法

  • 長堀鶴見緑地線「西大橋」駅3番出口を出てすぐ
  • 御堂筋線・四ツ橋線「四ツ橋」駅から徒歩4分
  • 千日前線「西長堀」駅から徒歩7分

診療時間・定休日

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