ぎっくり腰
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一度ぎっくり腰を経験したことのある方は、一旦症状が落ち着いても慢性的な腰痛に悩まされ、根本的な原因を改善しない限りは何度もぎっくり腰を再発する傾向があります。
慢性腰痛が悪化して起こることが大半ですが、普段から腰に自覚症状がない方が突然発症することもあります。
急性の場合だと患部に熱感があり、少し動くだけでも痛みを伴います。
前かがみや後ろに反らす、
慢性腰痛と大きく異なるのは、筋肉や腱、靭帯などを損傷して炎症が起きていることです。
発症から48時間までが最も炎症が広がる期間(=急性期)とされています。
激痛や、動くことに対する不安感を伴い、
・靴や靴下を履くことができない
・手すりがないと立ち上がることができない
・立ち上がるだけでも痛む
・寝返りをうつことができない
といった支障を来します。
痛みは、過度に緊張して強ばった筋肉が出している反応です。
本来であれば、睡眠中に筋肉の疲労が回復し、翌日には筋肉の緊張が改善しているものです。
・朝起き上がろうとしたら、激痛が走った
・くしゃみをしたら腰が痛くなった
・重いものを持ち上げようとしたら、動けなくなった
といった行動が、ぎっくり腰の引き金としてよくあるパターンです。
しかし、このような行動を同じように行っても、ぎっくり腰にならない人もいます。
それなのに、
突然ぎっくり腰になってしまう理由は何だと思いますか??
ぎっくり腰を発症するかどうかを左右するのは、腰に溜まった疲労です。
例えば、コップに水が入っているとして、水=疲労だとします。
健康的な人の場合は、多少負担がかかっても、コップの中の水は3~5割程度に保たれ、少し休めば疲れが回復します。
溢れない状態を常に保つことができています。
しかし、ぎっくり腰になりやすい方の場合、コップの中の水は9~10割程度入って、少し揺れただけで溢れそうな状態なのです。
では、なぜ疲労が溜まってしまうのでしょうか??
過度なストレスがかかった筋肉は、固くなり緊張します。
緊張した筋肉は、筋肉の間を通っている血管を圧迫し、血行不良に陥るため酸素が不足した状態です。
そのため、血流が悪くなるほどまでに緊張した筋肉は充分な酸素を得られず、睡眠中の回復が間に合わなくなるのです。
そして起床後、まだ筋肉の緊張が残ったまま仕事や家事といった活動が始まります。
日常生活で腰痛を引き起こしやすい生活習慣があると、筋肉に必要以上の負担がかかっている状態です。
このような習慣はありませんか??
一つでも当てはまる方はぎっくり腰予備軍であり、腰痛が出やすい状態であると言えます。
普段腰に違和感やだるさを感じていないケースもありますが、このような生活習慣では疲労は確実に溜まっていく一方です。
慢性的な症状の有無にかかわらず、何もケアを行っていないと将来的に腰痛が悪化する可能性が高いのです。
日中、活動している間は筋肉に疲労が溜まり、睡眠で充分に休息できないまま再び翌日を迎える…
傷の癒えない状態で戦場に駆り出されているも同然です。
こんな状態が続けば、ぎっくり腰が発症してしまうのも無理はないのです。
また、精神的なストレスによって自律神経が乱れることが腰痛の要因になることもあります。
・緊張しているときの交感神経
・リラックスしているときの副交感神経
この2つの神経が互いにバランスを取り合っているのが自律神経です。
必要な場面に応じて交感神経と副交感神経のどちらかが優位になり、心臓の拍動や血圧、消化管の動き、呼吸などをコントロールしています。
近年では、ストレス過多により交感神経が優位になりがちです。
自律神経が乱れると、この2つの神経の切り替えが上手くできなくなります。
人間は本来、リラックスしているときに熟睡できるものです。
交感神経が優位なままでは、
・寝つきが悪い
・眠りが浅い
・途中で目が覚める
といった悩みにつながります。
睡眠の質が悪いと、眠っているときの回復力も落ちるため、朝起きても「何だかすっきりしない…」ということになりがちです。
精神的なストレスにより自律神経が乱れることは、ぎっくり腰を発症しやすく、発症後も治りにくい体になってしまう要因なのです。
痛みやだるさといった違和感は、身体からのSOSのサインです。
「このままでは体を痛めてしまうから、何か対処しなさい」
と教えてくれているのです。
しかし、慢性的な腰痛を抱えている場合、このSOSを無視している方も少なくありません。
腰痛が出る前には、大抵だる重いような感覚があります。
「まだ動けるから大丈夫」
「放っておいたら治るだろう」
と思い軽視してしまうと、だるさが腰痛へと発展していきます。
だる重い感覚に長時間さらされることで、痛みやだるさを感知する感覚が鈍くなっていることもあります。
本当は異常事態なのに、常にその状態が続くことで”異常ではなく通常である”と錯覚してしまうのです。
そして慢性腰痛が悪化し、限界を迎えたときには「ぎっくり腰で動けない!」ということに…
また、腰痛の原因となっているのは、腰まわりの筋肉だけとは限りません。
腰は身体のさまざまな筋肉と連動しています。
・背中や肩甲骨周囲の筋肉の固さ
・お尻や下肢といった下半身の筋肉の固さ
などの影響を強く受けて、腰痛が出ていることが大半です。
最初に症状が出たのが腰であっても、何も対処せずに放っておけば、今度は肩や背中、お尻や脚が痛くなってくる可能性が極めて高いと言えます。
だるさや痛みをかばう動きを無意識にしている場合も多く、痛みの範囲が徐々に広がることも珍しくありません。
また、緊張した筋肉が周辺の神経を圧迫してしまうことで、痺れが出ることもあります。
少しでも違和感を感じたら、このような事態に陥るのを避けるためにも、一刻も早い対処が必要です。
ぎっくり腰は、傷めてしまった筋肉や筋膜を緩めることで、
しかし、ぎっくり腰をぶり返す方が陥りがちなのが、このような対処法のみを行い、”もう治った”と思い込んでしまうことです。
このような経験はありませんか??
『マッサージや電気治療を受けると、その時は身体がすっきりして症状が改善する。
だけど、時間が経つと腰痛がぶり返し、またマッサージを受けに行く…』
『病院では湿布や痛み止めの処方のみで、一時的には症状が抑えられる。
薬の効果が切れるとまた腰痛が出て、薬をもらいに行く…』
残念ながら、このような方法で症状を緩和させることは、その場しのぎの一時的な対処法でしかありません。
根本的な原因を取り除かない限りは、腰痛を永遠にぶり返し続けることになります。
実感がわきにくいかもしれませんが、
ぎっくり腰を経験するのが初めての方も、決して他人事ではありません。
再発しそうな不安を抱えて、お金も時間も無駄にして、辛い症状に悩みながら過ごす日々…
いつまで続けたいですか??
一刻も早く、辛い症状の早期回復を望まれるのであれば、根本的な原因を知り、改善する必要があります。
ぎっくり腰を引き起こす要因はさまざまありますが、1番の原因となるのは姿勢です。
腰に負担がかかる姿勢のまま日々を過ごせば、姿勢が良い方と比べると、はるかに負担がかかってしまいます。
その状態で、何日、何ヶ月、何年と過ごせば、必ずと言って良いほどぎっくり腰になってしまうのです。
骨盤を構成している仙骨の上には、背骨が積み重なっています。
頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個の計24個の背骨が積み重なって脊柱となり、横から見ると緩やかなS字を描いてカーブしています。
この脊柱のカーブは、生理的弯曲といい、クッションのように受けた衝撃を逃がす役割があります。
しかし、土台となる骨盤が歪んでしまうと背骨1つ1つのバランスも崩れてしまい、S時カーブが過度に強くなったり、弯曲がなく真っすぐな状態になったりしてしまいます。
この状態が、反り腰や猫背といった悪い姿勢なのです。
骨盤が歪んだ状態では必然的に姿勢が悪くなります。
腰の筋肉は骨盤や背骨にくっついているため、姿勢が悪いと筋肉が引っ張られたり、捻じられたり、縮こまったりした状態を強いられ常に負担がかかることに…
また、通常より脊柱のカーブがない、あるいは過度なまま過ごすことで歩いたときや座ったときなどに受ける衝撃を上手く逃がせなくなります。
受けた衝撃が筋肉にダイレクトに伝わってしまうことも、ストレスがかかる要因となるです。
例えば、体重が70㎏の人の場合
真っすぐに立っている姿勢では100㎏
椅子に座っている状態では140㎏
座ったまま前かがみになる姿勢(お辞儀)では、なんと180㎏もの負担が腰にかかっていると言われているんです!!
脊柱の生理的弯曲は、この負担を最小限に軽減してくれています。
しかし、くたくたのクッションでは力の分散が上手くできませんよね??
姿勢が悪い場合には生理的弯曲による負担軽減の効果が薄れるため、筋肉に過度なストレスがかかってしまうのです。
不要なストレスが筋肉にかかったまま日常生活を過ごすことで筋肉は緊張し、筋肉の間を通っている血管が圧迫されて血流が悪くなります。
血流が滞ると必要な栄養が運ばれず、不要な老廃物は溜まるため、慢性的な腰痛やぎっくり腰を引き起こしてしまいます。
また、骨盤が歪むと背骨も歪むため、背骨と密接な関わりがある自律神経は乱れやすくなります。
精神的なストレスと背骨のずれが、さらに自律神経を乱れさせ、回復力を低下させるのです。
骨盤が歪んだ状態を長年放置していると、姿勢を維持する筋肉が使われていないため腹筋が弱くなり、腹圧も低下します。
筋力低下によりさらに姿勢が悪くなり、筋肉にかかるストレスが増して腰痛が悪化しやすくなります。
結果的にさらに骨盤が歪む…
という負の連鎖を断ち切らねばなりません。
ぎっくり腰を根本から改善するには、骨盤を本来の位置に戻し、血行を促進する必要があります。
腰痛の根本の原因である姿勢を改善する治療として骨盤矯正を行っていきます。
姿勢が悪くなる原因は、骨盤の歪みにあります。
骨盤が正常な状態であれば本来の綺麗な姿勢を保つことができるので、腰の筋肉や筋膜にかかる負担の軽減に繋がります。
結果、ぎっくり腰を改善するだけでなく、再発しにくい状態になるのです。
痛みの原因となっている筋肉に対してのアプローチとして筋肉治療も行っていきます。
急性の腰痛で炎症が起きている場合には、炎症部分を冷やす必要があるためアイシングも併せて施術をします。
また、骨盤矯正や筋肉の治療を行うだけでなく、治療中以外の時間の過ごし方の見直しも重要です。
・生活習慣で改善すべきこと
・家でのセルフケア方法
・自然治癒力を引き出すための睡眠に関する知識
などもお伝えさせていただき、総合的な視点から早期の腰痛改善を図るのはもちろん、ぎっくり腰を再発しない状態の維持を目指します。
常に腰痛や不安があるなど、気を抜いて自由に動けない…
ぎっくり腰が落ち着いた後も、また再発しそうな予感がある…
施術スタッフである私も、慢性腰痛と歩けないレベルのぎっくり腰を経験したことがあり、本来徒歩5分の整骨院に30分かけて、やっとたどり着いた苦労をしたので”もう二度とあんな思いをしたくない”という気持ちが分かります。
ですが、ぎっくり腰と一生付き合っていく必要はありません!!
当院では、常にある腰痛に悩まされていた方も、今まで何度もぎっくり腰を経験されていた方も、初めは痛みで歩けず人に支えてもらいながら来院された患者様も、
お電話や受付でご予約をお取りください。
できるだけお待たせしないように、予約優先制としております。
症状やお悩みを詳しく聞かせていただきます。
お体の状態をしっかりと把握することで、症状の原因をつきとめ根本改善できるようにいたします。
症状に合わせた施術を行います。
問診をしっかり行うことで、お身体に余計な負担をかけずに症状を改善することができます。
今後の施術方針などを丁寧に説明させていただきます。
分からないことがあれば、何でもご相談ください。
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