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肩こりは、首の付け根から肩・背中にかけての張り、重さ、だるさ、痛みなどを表す症状です。一時的なものであれば、休憩や入浴、軽い運動などで和らぐことがあります。
その一方で、長く続く肩こりを我慢していると、痛みや重だるさで仕事に集中しにくい、眠りにくい、首や肩を動かしづらいなど、日常生活への影響が大きくなることがあります。
ただし、肩こりを放置したから必ず重大な病気になるわけではありません。注意したいのは、肩こりに見える症状の背景に、頚椎・肩関節・内科などの病気が隠れている場合です。
首や肩の不快感が続くと、動かすことを避けるようになり、さらに動かしにくく感じる場合があります。無理に我慢せず、生活に支障が出る前に原因を確認することが大切です。
痛みや重だるさによって、パソコン作業に集中できない、寝つきにくい、夜中に目が覚めるといった影響が出ることがあります。睡眠不足やストレスが肩の緊張感を強め、症状が続く場合もあります。
肩こりでは頭痛や吐き気を伴うことがあります。しかし、強い頭痛、突然の頭痛、繰り返すめまいなどは肩こり以外の原因でも起こります。「いつもの肩こり」と自己判断せず、症状に応じて医療機関を受診してください。

日本整形外科学会は、肩こりが頚椎疾患や肩関節疾患などの随伴症状として現れる場合があると案内しています。次のような症状がある場合は、整形外科で原因を確認しましょう。
診察では、首や肩の動き、筋力、感覚などを確認し、必要に応じてレントゲンやMRIなどの検査が検討されます。
次のような症状が突然現れた場合は、肩こりとして様子を見ず、119番へ連絡してください。
これらは脳や心臓などの緊急性が高い病気でみられることがあります。
肩こりを放置したことが直接うつ病の原因になる、と断定することはできません。一方で、強い痛みや睡眠不足、ストレス、気分の落ち込みが同時に続くことはあります。
気分の落ち込みや意欲低下が続く、眠れない、食欲が大きく変化したなどの症状がある場合は、肩こりだけの問題と考えず、かかりつけ医や精神科・心療内科へ相談してください。
デスクワークやスマートフォンの使用中は、30分から1時間を目安に姿勢を変えます。短時間でも立ち上がり、肩や腕を痛みのない範囲で動かしましょう。
画面が低すぎると頭が前へ出やすくなります。画面を見やすい高さにし、肘や前腕を机や肘掛けで支えられるよう調整します。
入浴や蒸しタオルなどで温めると、筋肉の緊張が和らぐ場合があります。ただし、けがの直後で腫れや熱感がある場合は温めず、医療機関へ相談してください。
肩をゆっくり上げ下げする、肩甲骨を軽く寄せるなど、痛みのない範囲で行います。首を勢いよく回す、手で強く引っ張る、痛みを我慢して伸ばす方法は避けてください。

「肩こりが何点以上なら重症」と自己採点するより、できなくなったことや変化を具体的に整理しましょう。痛みが軽くても、しびれや筋力低下がある場合は受診が必要です。
新しく手に力が入りにくい、歩きにくいといった変化は、記録をためるために受診を延ばさず相談してください。手のしびれがある場合の確認事項も整理しています。
一律に「何日までは安全」とは決められません。日常生活に支障がある、悪化している、いつもと違う場合は、期間が短くても相談できます。緊急症状がある場合はこの経過観察の対象ではありません。
痛みを我慢することを目標にしないでください。無理な首の回旋や強い刺激については、肩こりストレッチでやってはいけないことを参考にしてください。
医療機関で治療が必要な病気が否定され、姿勢や日常動作による首肩の負担が気になる場合には、身体の状態を確認し、無理のない施術やセルフケアをご提案します。
整骨院では、頚椎や肩関節の病気、脳・心臓の病気、うつ病などを診断・治療することはできません。しびれや筋力低下、強い夜間痛、全身症状などがある場合は、先に医療機関をご案内します。
肩こりを放置しても、必ず重い病気になるわけではありません。しかし、痛みや動かしにくさが長引けば日常生活への影響が大きくなり、別の病気による症状を見逃す可能性もあります。
しびれ、筋力低下、強い夜間痛などがあれば整形外科へ相談してください。突然の片側麻痺、ろれつの異常、激しい頭痛、胸痛などがある場合は、速やかな救急対応が必要です。