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腰部脊柱管狭窄症と診断されると、「歩いてはいけないのか」「腰を伸ばしてはいけないのか」と日常の動作が不安になるかもしれません。避けたいのは、症状を我慢して同じ負荷を続けることと、必要以上にすべての活動をやめてしまうことです。
この記事は、診断後に医師や理学療法士へ生活の調整を相談するための整理です。まだ診断を受けていない脚の痛みやしびれは、脊柱管狭窄症と決めつけず、医療機関で確認してください。
新たに尿が出にくい・漏れる、便を漏らす、股の周囲の感覚がおかしい、両脚のしびれや力の入りにくさが急に強まる場合は、通常の予約を待たず救急の医療につないでください。腰の症状にこれらが伴う場合は、緊急の確認が必要です。NHS:腰痛で救急受診が必要な症状

腰部脊柱管狭窄症では、立つ・歩くことで脚の症状が出て、座る・前かがみで和らぐ特徴がみられることがあります。ただし、血流の問題でも似た症状が生じるため、自己判断で区別はできません。日本整形外科学会:腰部脊柱管狭窄症(PDF)
相談のためのメモには、「何分ぐらいでつらくなるか」「休むとどう変わるか」「以前より短い距離で困るか」を記録します。記録のために限界まで歩く必要はありません。通勤や買い物の普段の経験で十分です。
医療者と活動量を調整することが勧められており、運動の内容や負荷は個別に考えます。NHS Bexley MSK:Spinal stenosis
「腰を反らすのは一生禁止」と決めるのではなく、どの動作で脚の症状が増えるかを確認して担当者に伝えましょう。例えば、台所での立ち仕事、棚の上の物を取る作業、長い待ち時間では負担のかかり方が違います。
前かがみで脚が楽になる場合でも、その姿勢を長く固定すると腰痛につながることがあります。姿勢を一つに決めつけず、補助具や休憩も含めて相談してください。日本整形外科学会:日常生活での注意

脊柱管狭窄症では、症状に合わせた運動や日常活動の調整がケアの一部になります。NHS Bexley MSK:活動と運動の調整
指導を受けている方は、種目だけでなく「どんな反応なら量を減らすか」「新しいしびれが出たらどうするか」を確認しましょう。体操の後に症状が強まる場合は、同じ負荷を自己判断で続けず、実施した内容を伝えて相談します。
他人ができる歩数や動画の回数を、自分の達成目標にする必要はありません。買い物を続けたい、家事の負担を減らしたいなど、生活の希望も共有してください。
コルセットを指示されている方は、「長く使うのは悪い」という一般論だけで外さず、使う場面と期間を処方した医療者に確認してください。逆に、自分で購入して長く使い続けている場合も、必要性や使い方を相談しましょう。
薬や注射なども治療の選択肢です。生活への支障や神経症状によっては手術が検討されることもあり、整体で置き換えられると決めることはできません。日本整形外科学会:腰部脊柱管狭窄症の治療

相談の伝え方が難しいときは不調が続くときの再相談の目安と伝え方も参考になります。
脊柱管狭窄症の生活上の注意は、全員共通の禁止事項ではありません。症状が出る条件を整理して、歩行・運動・装具の使い方を医療者と調整しましょう。排尿排便や脚の力の急な変化は、経過観察で済ませないことが大切です。