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バレーボールでは、ジャンプと着地、急な方向転換、スパイクやサーブの繰り返しによって膝や肩へ負担がかかります。痛みを「骨格の歪み」だけで説明することはできません。練習量、動作、筋力、過去のけがなどを合わせて確認することが大切です。

着地で膝をひねった、相手や味方と接触した、床に手をついた直後から肩が痛い、といった場合は、繰り返しの練習で徐々に痛む場合と分けて考えます。強い痛みや腫れ、変形、体重をかけられない状態があるときは、練習メニューの調整より受診を優先してください。
一方で、最初は練習の終盤だけだった痛みが、次第にウォーミングアップから出るようになった場合も、見過ごさないことが大切です。時間がたつと動きやすくなるから問題ない、とは限りません。いつから、どの動作で、どの程度の練習量で起こるのかを整理します。
膝のお皿の周囲が痛いから必ずジャンパー膝、肩を上げると痛いから単なる肩こり、と断定することはできません。同じ場所の痛みにも複数の原因があり、診察や必要に応じた検査で確認します。このページは、自分でけがを診断したり復帰を許可したりするためのものではありません。
肩に関しては、サーブやスパイクの瞬間だけでなく、日常で上の棚に手を伸ばすときや着替えで困るかも伝えてください。膝なら階段、立ち上がり、歩行での変化が参考になります。安静にしても強く痛む、夜間に痛みで起きる場合は、早めに医療機関へ相談します。
「今日は軽く参加する」だけでは、本人と指導者で想像する内容が違うことがあります。練習の前に、避ける動作、参加する内容、途中でやめる条件を具体的に共有しましょう。試合形式になると反射的にジャンプや全力のスパイクをしてしまうため、参加範囲の線引きが重要です。
たとえば膝が痛む人にとって、ジャンプをしないレシーブも必ず軽いとは限りません。低い姿勢の反復や横への切り返しで症状が出ることがあります。肩が痛む人も、強く打たないトスなら安全、と一律には言えません。実際に症状が出る動作を基準にして、必要ならその日の競技参加を休みます。
同じスパイク本数でも、助走をつけて全力で打つのか、確認程度に行うのかで負担は変わります。ジャンプも高さや繰り返し方、休憩の有無を一緒に振り返ります。正確な数を全部数えられなくても、いつもより多かった動作や連続した時間を書いておくと役立ちます。
練習がない日も、仕事で腕を上げ続けた、階段の多い移動があったなど、普段と違う負担があれば記録します。部活動と自主練、複数チームでの参加を別々に考えず、合計の活動量を確認してください。休みの日に自主練を増やしていれば、身体にとっては休養日ではありません。
「昨日から着地で右膝が痛む。今朝は階段でも気になった。今日はジャンプを避けたい」というように、部位、時期、日常への影響、希望する調整を伝えます。これは説明の例であり、実際の患者さんの体験談ではありません。
医療者から制限が出ている場合は、その内容を最優先に共有します。主力選手だから、人数が足りないからという理由で、制限を本人の我慢に置き換えないことが大切です。学生の場合も、本人が痛みを話しやすいよう保護者や指導者で支えましょう。
膝が内側へ入り、上体や骨盤を支えられない着地では負担が集中しやすくなります。疲れてくると動作が崩れやすいため、練習終盤のフォームにも注意します。
レシーブでの切り返しや低い姿勢の反復は、膝蓋腱や太もも周辺に負荷をかけます。練習量を急に増やした時期は特に症状が出やすくなります。

スパイクやサーブでは腕だけでなく、肩甲骨、胸郭、体幹、股関節が連動します。肩の前や上が痛む、腕を上げにくい、力が入りにくい場合は無理に打ち続けないでください。
どちらも痛むからといって、同じストレッチだけで対処できるとは限りません。繰り返す頭上の動作は肩の負担になることがあり、AAOSのバレーボールのけが予防でも扱われています。競技の動作と練習量を一緒に振り返りましょう。
| 気になる部位 | 振り返る練習 |
|---|---|
| 膝 | ジャンプの回数、着地、切り返し、低い姿勢を続けた時間 |
| 肩 | スパイク・サーブの本数、強度、連続して打った時間 |
| 両方 | 練習日数、休養、疲れてから増えた動作の崩れ |
「走らなければ膝を休められる」「強く打たなければ肩は大丈夫」と自己判断せず、痛む動作は避けます。チーム練習では、参加できる内容を指導者に伝え、痛みのある種目を断れるようにしておきましょう。
ウォーミングアップでは、身体を徐々に動かすことに加えて、その日の膝や肩の反応を確かめます。最初から全力でジャンプやスパイクを繰り返すのではなく、負荷の小さい動作から始めます。動くほど痛みが増すなら、温まれば大丈夫だと続けずに中止してください。
ストレッチは強く伸ばすほど効果が高いわけではありません。痛い肩を反対の手で無理に引く、膝を強く押して曲げるなど、症状を誘発する動作は避けます。けがの直後に、動けるか試すための反復ジャンプをすることも勧められません。
膝だけを外へ向ける、上体を常に真っすぐにするなど、一つの形へ無理に合わせるのではなく、股関節や足首を含めた全体の動きを確認します。動画は参考になりますが、一場面の左右差だけでけがの原因や骨盤矯正の必要性は分かりません。
痛みのない状態で指導者に動きを見てもらう場合も、回数を増やして疲れさせることが目的ではありません。足の着く位置や身体の向きを少し確認し、無理なくできる範囲を探します。治療中の選手は、復帰計画で認められている動作の範囲に留めてください。
床の滑りやすさ、落ちている物、コート周辺の障害物を確認します。シューズの紐がほどけていないか、靴の中で足が大きく動かないかも見直しましょう。道具を高価なものへ替えるより先に、安全に使えているかを確認することが大切です。
ボールを追うときは、味方との声かけで接触を避けます。膝当ては床への接触を和らげるための道具であり、ジャンプや着地による膝のけがをすべて防ぐものではありません。サポーターがあっても、痛みや不安定感が出る動作を続けないでください。
練習を止めて安全な場所へ移り、いつどのように痛めたかを確認します。歩けない人を無理に歩かせたり、肩が外れたように見えるときに自分たちで戻そうとしたりしないでください。腫れが強い、変形がある、手足の感覚がおかしい場合は、速やかな医療対応が必要です。
冷却する場合は、氷を皮膚へ直接当て続けないよう布などを介し、冷やして痛みが軽くなったことを復帰の許可にしません。冷却だけで原因が分かるわけでも、損傷が治るわけでもありません。強い症状があるときは、セルフケアより診察を優先します。
練習中に頭を打ち、意識の変化や強い頭痛などがある場合も競技を中止し、医療者の判断を受けます。膝や肩の記事を読んでいる途中でも、別の重大なけがの兆候があるときは、試合へ戻すことを優先しないでください。
動くほど痛みが増える場合は、その日の練習を中止します。腫れや熱感がある場合は負荷を避け、短時間の冷却を検討します。痛み止めで隠して競技を続けると悪化に気づきにくいため注意してください。
骨折、靱帯損傷、脱臼などが疑われる場合は整形外科での検査を優先します。

けがの診断や手術後の制限がある場合は、担当医やリハビリ担当者の復帰計画を優先します。再開が認められた段階で、基礎動作、競技動作、練習参加へと進めます。翌日に痛みや腫れが増えた場合は中止して計画を見直し、必要に応じて再診してください。
歩く・腕を上げる動作と、連続ジャンプや全力のスパイクでは負担が異なります。可動域、筋力、安定性、競技動作への反応などを確認し、必要なら医療者の判断を受けます。「練習中は平気だったが翌朝腫れた」という変化も大切な情報です。
復帰計画には、参加する練習、避ける練習、中止する症状を具体的に書いておくと共有しやすくなります。試合の日程だけを理由に段階を飛ばさないでください。
復帰までに必要な期間は、けがの種類、治療内容、体力、競技で求められる動作によって違います。一律に何日休めばよいとは決められません。手術や骨折、靱帯損傷などで治療を受けた場合は、医師やリハビリ担当者と相談した計画に沿って進めます。
一般的には、日常動作、基礎的な運動、競技に近い動作、限定的な練習、通常練習、試合というように負荷の違いを考えます。ただし、これは段階を理解するための整理で、自己判断で次へ進んでよいという基準ではありません。診断によって必要な確認や順序は異なります。
膝は歩けるかだけでなく、競技復帰の段階に応じて、曲げ伸ばしや安定性、着地や切り返しへの反応などを確認します。肩は腕を上げられるかに加えて、繰り返し動かしたときの痛みや力の入り方、競技動作への対応を見ます。いずれも無理に自宅でテストをする必要はありません。
一回だけできたことと、練習終盤まで安全に続けられることは別です。疲れてから動作が崩れる、練習後や翌朝に腫れる場合は負荷が合っていない可能性があり、参加内容を見直します。違和感を隠さず伝えることが、再び継続して競技を楽しむために役立ちます。
練習では回数や相手の強さを調整できても、試合では予測できない動きが増えます。限定した練習に参加できた直後に、フル出場まで求めないようにしましょう。ベンチで休むタイミングや途中交代の条件も、あらかじめ話し合っておくと判断しやすくなります。
痛みが再び出たときは、復帰がすべて失敗したと捉える必要はありません。どの段階で症状が出たかを担当者へ伝え、いったん負荷を下げて再評価します。大会の日程だけを根拠に、確認すべき段階を飛ばさないことが大切です。
痛い側と場所、始まった時期、きっかけとなった動作、腫れやしびれの有無を簡単にまとめます。練習中、終了後、翌朝でどう変わるかも記録してください。写真や動画があれば補助資料になりますが、撮影のために痛い動作を繰り返す必要はありません。
過去のけがや手術、現在使っている薬やサポーター、次の試合の予定も伝えます。特に復帰については「何をできるようにしたいか」を明確にすると、相談が具体的になります。スポーツ外傷の治療と復帰に関するNIAMSの案内も、回復と段階的な活動再開を考えるための参考になります。
当院では肩・膝だけでなく、肩甲骨、体幹、股関節、足首の動きと競技動作を確認します。骨盤矯正だけで痛みやパフォーマンス改善を保証するものではありません。状態に合わせたセルフケアと負荷調整をご提案します。
道具や薬で動けることと、けがが回復したことは別です。服薬は医師・薬剤師の指示に従い、症状が隠れている間に負荷を増やさないようにしてください。一般的な考え方は運動中・運動後に痛みがあるときの対処で整理しています。
必ず安全とは限りません。立って重りを持つ運動や、踏ん張りを伴う運動では膝にも負担がかかります。肩が痛い場合の下半身トレーニングでも、バーを支える姿勢などで肩が痛むことがあります。部位の名前だけで区分せず、実際の姿勢と症状、治療上の制限を確認してください。
痛みを隠して参加すると、必要な対応が遅れるおそれがあります。続行できるか迷う段階で指導者に伝え、受診が必要な症状があれば競技を中止しましょう。無理のない範囲で記録やサポートなどに関わる選択もありますが、それも体調を優先して決めます。
全員に共通する回数や、再発を必ず防げる種目はありません。競技動作、痛みの原因、現在できる運動によって内容を選びます。軽い動作から始めても、翌日に痛みが増えるなら量を見直します。治療中は動画のメニューを追加する前に、担当の医療者へ相談してください。
一時的に楽になっても、スパイクを繰り返す負担に対応できるとは限りません。揉む強さを増やして痛みを消そうとせず、動作で症状が出るか、翌日どうなるかも確認します。外傷後の肩痛、腕が上がらない状態、しびれなどがあれば、施術より医療機関での確認を優先してください。
動くほど増える痛みや、フォームを変えないと続けられない痛みは休むサインです。翌日の状態も含めて判断しましょう。
動作を支える目的には使えますが、原因そのものを必ず解決するものではありません。サイズと装着時間を守ってください。
膝の施術案内は膝の痛みをご覧ください。競技中の肩痛は、一般的な肩こりと同じと決めつけず原因を確認しましょう。
※画像は内容を説明するためのイメージです。実際の患者さんの症状や施術効果を示すものではありません。