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「雨が近づくと腰が重い」「季節の変わり目にぎっくり腰になりそうで怖い」。そんな経験があると、天気予報が気になることがあります。ただし、その日の天気だけで腰痛の原因を決めることはできません。
この記事では、気圧や季節と腰痛を結びつけて考える前に確認したいことと、つらい日の過ごし方を整理します。天気に関係なく、普段と違う強い症状があれば受診を優先してください。

ぎっくり腰は急に生じた強い腰痛を指す通称です。関節や椎間板、筋肉などに関係する痛みのほか、別の病気が関わる場合もあります。すべてを「筋肉が部分的に切れた」「骨盤が緩んだ」と説明することはできません。日本整形外科学会:ぎっくり腰
「雨だからいつもの腰痛だろう」と考えても、痛み方や一緒に出ている症状は確かめましょう。発症直後の対応を知りたい方は、急に腰が痛くなったときの対処と受診の目安も参考にしてください。
天気が変わる日には、外出量、冷暖房の使い方、座っている時間、睡眠なども変わり得ます。「雨の日に痛んだ」という記録だけでは、何が関係したかまでは分かりません。
まずは日付と痛み、普段との違いを簡単に並べてみてください。原因を証明するためではなく、医療機関で状況を伝え、無理な生活負担がないか考えるためのメモです。

痛みをこらえて重い荷物を運ぶ、長時間同じ姿勢で作業する、といった負担は調整しましょう。買い物を分ける、よく使う物を取りやすい高さに置く、仕事の区切りで姿勢を変えるなど、生活の工夫を考えます。
一方で、腰痛だからと長期間寝たきりで過ごすのではなく、可能な範囲の日常活動を保つことが勧められます。動くと強く痛む、急に悪化しているときは無理せず診察を受けてください。運動で痛みが増した場合も中止して相談しましょう。NHS:腰痛の対処
冷暖房の風が直接当たってつらいなら、席や衣服を調整します。温める場合も、熱いものを長時間当て続けず、心地よい範囲にとどめてください。温めれば原因が治るという意味ではありません。
「天気が崩れる前に骨盤を強く矯正する」「痛くても伸ばしてほぐし切る」といった自己流の対処は避けましょう。必要な運動や施術は、今の状態を確認して選びます。骨盤矯正だけを唯一の予防策とすることもできません。

排尿・排便が普段どおりにできない、股の周囲の感覚が鈍い、両脚に力が入らないなどの症状が腰痛とともに出た場合は、急いで救急医療へ相談してください。発熱を伴う、強い痛みが突然始まった、急速に悪化する場合も早急な診察が必要です。
痛みが続いて生活や睡眠を妨げる場合も受診しましょう。「何日なら必ず大丈夫」という待ち方をせず、症状の変化を伝えてください。
天気と痛みが重なる経験は、相談材料として記録できます。ただし、それだけで骨盤や筋肉の状態は分かりません。つらい日の負担を調整し、普段と違う症状は医療機関で確認しましょう。腰痛と足の症状が重なるときは、腰痛と足のしびれが続くときの受診の目安もご確認ください。