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平らな道なのに何度もつまずくと、「骨盤が歪んでいるから」と考える方もいるかもしれません。しかし、つまずきの原因を骨盤だけに決めつけることはできません。靴や床の状態、疲労、足首の動き、視力、薬の影響、神経や筋肉の病気など、さまざまな要因が関係します。
この記事では、よくつまずくときに確認したいこと、自分でできる安全対策、医療機関へ相談したい症状を分かりやすく解説します。

つまずくのは、歩くときにつま先が十分に上がらなかったり、足を置く位置と路面の状況が合わなかったりしたときに起こります。原因は一つとは限らず、複数が重なることもあります。
まずは靴と歩く場所を確認しましょう。靴底の左右差が気になる方は、靴底の減り方と歩き方の記事も参考にしてください。
姿勢や身体の左右差が歩き方に影響することはありますが、それだけで原因を断定することはできません。
眼鏡が合っていない、暗い場所で足元を見分けにくい、眠気やふらつきを起こす薬を服用している、といったことも影響します。また、足のしびれや筋力低下、神経・脳・関節などの病気が隠れている場合もあります。
いつ・どこで・どちらの足がつまずいたかを簡単に記録しておくと、医療機関へ相談するときにも役立ちます。

「足を高く上げなければ」と大きな動きを無理に続けると、かえってバランスを崩すことがあります。安全な環境を整えることから始めましょう。
痛み、しびれ、強いふらつきがなく、医師から運動を止められていない方は、安定した椅子や壁に手を添えて、かかとの上げ下げや小さな足踏みを行う方法があります。
回数よりも安全を優先してください。転倒が心配な方は、一人で行わず医療機関や専門家へ相談しましょう。

次の症状がある場合は、骨盤矯正やセルフケアより先に医療機関へ相談してください。
突然の麻痺、ろれつが回らない、意識の異常などがある場合は、救急要請を検討してください。
平らに見える道でも、靴の先が引っかかったのか、足元がふらついたのか、立ちくらみでバランスを崩したのかによって、医療者へ伝えたい内容が変わります。足の筋力だけの問題と決めつけず、そのとき何をしていたかを思い出せる範囲で整理しましょう。
歩き始め、方向転換、急いでいるとき、疲れた帰り道など、起こりやすい場面はありますか。つま先が当たる側がいつも同じか、靴を替えても起こるか、最近急に増えたかも相談の材料になります。ただし、確認するために同じ場所を何度も歩いて、転倒の危険を再現する必要はありません。
「年齢のせい」「骨盤が歪んでいるせい」と一つの理由で片づけないことが大切です。米国国立老化研究所は、転倒予防として住環境、視力、薬、身体活動など複数の側面を挙げています。主に高齢者向けの情報ですが、足元だけでなく周囲の条件も見る観点が参考になります。転倒と骨折の原因・予防の案内をご参照ください。
帰宅した荷物、充電ケーブル、読みかけの本などが、普段通る場所に少しずつ増えていないか確認します。片づけを全部終えることより、よく通る経路から一つずつ物を減らす方法があります。移した物を別の通路へ置かないように、収納する場所まで決めると続けやすくなります。
敷物は端がめくれていないか、床で滑らないかも見ます。見た目を整えるためだけに小さなマットを追加すると、足先を引っかける場所が増えることもあります。家庭の状況に応じて、必要性と固定状態を確認してください。
昼間に見えている物が、消灯後も同じように見えるとは限りません。暗い中で物を避けながら急ぐ必要がないよう、通路や手元の照明を確認します。夜中に起きてすぐふらつく方は、急いで歩き出さず、症状について医療機関へ相談してください。
枕元には、困ったときに連絡できる物を手の届く場所へ置く方法があります。転んだ場合の連絡先を家族と決めておくことも、安心して生活するための準備になります。身体を支えるために、動く椅子や不安定な家具へ体重を預けないようにしましょう。
普段は通れても、洗濯かごや食器で足元が見えないと危険に気づきにくくなります。運ぶ量を分け、必要な場面で手すりなどを使えるようにします。濡れた床や滑りやすい場所では、片脚立ちの練習などを行わないでください。支持物が必要な場合は、安全な設置や使い方について専門家に相談します。
かかとが抜けやすい、足の中で靴がずれる、靴底がすり減って滑りやすいなどの状態がないか確認します。左右の減り方に差があるだけで病気や骨盤の異常を診断することはできませんが、歩きにくさと合わせて相談する情報にはなります。
新しい靴や中敷きを使う場合も、高価な物なら必ずつまずかなくなるとは限りません。痛む場所や歩く場所、脱ぎ履きのしやすさなどを伝え、必要に応じて専門家へ相談してください。自宅で靴下だけで歩く習慣がある場合は、床との滑りやすさも見直します。
外出するときは、歩きながらスマートフォンを見たり、急いで荷物を持ち替えたりする場面を減らしましょう。道を確認したいときは、安全な場所で立ち止まってから操作します。これは歩幅を無理に大きくする練習より、すぐに取り入れやすい安全面の工夫です。
実際に転倒していなくても、つま先が引っかかった、壁につかまった、階段で足が上がりにくかったなどの変化は伝えて構いません。「けがをしていないから相談するほどではない」と考えず、繰り返す場合や増えている場合は医療機関へ相談しましょう。
架空の記録例は、「夕方、買い物帰りの平らな歩道で右のつま先が引っかかった。転倒はなし。右足が重い感じがあり、別の日にも同じ側で起きた」です。これは症状の書き方の例で、病名を示すものではありません。いつも同じ側で起きることや、足が上がりにくいことは、そのまま言葉にして伝えます。
服薬の変更と時期が重なる場合は、お薬手帳も持参します。薬が原因かもしれないと思っても、自己判断で中止しないでください。眠気、ふらつき、立ちくらみなどがあることを医師・薬剤師へ伝え、薬以外の原因も含めて確認します。
つまずくからといって、すぐに強い脚の筋トレや不安定な場所でのバランス練習が必要になるわけではありません。新しいしびれ、脱力、めまい、痛みがある場合は評価が先です。運動が適切な場合も、現在の歩行能力や転倒歴に合わせて内容を選びます。
つかまる場所を用意したつもりでも、それが滑ったり動いたりすれば安全ではありません。家族が近くにいれば必ず転倒を防げるとも限らないため、難しい動きを自己流で行わず、必要なら理学療法士などに方法を教わりましょう。杖や歩行補助具も、借り物を自己流で使うより、適した物と使い方を確認します。
家族が心配している場合は、「もっとしっかり歩いて」と注意するより、「どの場面が不安か」「物を移すと歩きやすいか」を一緒に考えます。本人ができていることを残しつつ、危ない場面を減らすことが大切です。外出をすべてやめさせるのではなく、安全な移動方法や受診の付き添いを相談してください。
急に片側の手足が動きにくい、ろれつが回らない、支えなしで立てないなどの場合は、通常の転倒予防の話とは分けて考えます。記録や靴の確認より救急対応を優先します。つまずきが続くときは、環境整備と原因の確認を並行し、運動だけで解決しようとしないでください。
つまずきが繰り返す、最近増えた、片側の足が上がりにくい、しびれやふらつきがあるなどの場合は、転倒する前でも相談してください。受診時に普段どおり歩けたとしても、生活中の変化を伝えることには意味があります。
つまずきには身体の状態だけでなく、靴、視力、薬、歩く環境などが関係するため、骨盤の左右差だけから解決を約束することはできません。姿勢の写真が変わったことと、歩行の安全性が確認できたことも別です。困る場面を評価し、必要な医療相談と生活上の対策を組み合わせます。
現在の歩行が不安定なまま、目標歩数のために外出量を増やす必要はありません。まず安全に動ける条件と、症状の原因を確認します。活動が適切な場合は、状態に合う内容を相談しましょう。歩数だけでなく、移動中の不安やつまずく場面が減っているかも相談の材料になります。
「年だから危ない」と決めつけるより、実際に気になった場面と心配していることを穏やかに伝えます。かかりつけ医への相談や付き添いを提案し、本人の希望も聞いてください。ただし、急な麻痺や言葉の異常など緊急の症状がある場合は、通常の話し合いを待たず救急対応を優先します。
当院では、病気の診断をすることはできません。一方で、歩行時の身体の使い方、足首・膝・股関節の動き、姿勢や日常動作を確認し、必要に応じてセルフケアや生活上の注意点をご案内できます。医療機関での検査が優先されると判断した場合は、受診をおすすめします。
姿勢や骨盤まわりの状態も含めて相談したい方は、骨盤矯正の施術案内をご覧ください。
平らな道でよくつまずく原因は、骨盤だけではありません。まず靴、歩く環境、疲労、痛みやしびれの有無を確認し、安全対策を行いましょう。急な変化や片側の筋力低下、強いめまいなどがある場合は、早めの受診が大切です。
写真は記事内容を説明するイメージであり、実際の症例や治療効果を示すものではありません。